中国語講師としての必読書

 昔、名古屋の語学学校で中国語講師をしていた時、よく大学の後輩から「中国語を教えたいんですけど、どこから始めればいいの?」という質問をもらっていました。

 私は、中国語講師になるには、中国語を正しく話すこと、対象者の言葉を精通することと、対外漢語の専門知識を身につけること、三つのことがポイントになると思います。

 中国語がしゃべれるだけで、相手の言葉がうまく話せなかったり、中国語伝授法が分からなかったりすると、発音や文法の違いなど、生徒さんにうまく伝えられないのではないかなと思います。

 すなわち、中国語を教えるには、簡単なことではなく、それなりの努力をしなければなりません。

 日本語専攻の私たちが一番足りないのは対外漢語の専門知識です。だから、まずは対外漢語の書籍を読んで、自分自身の知識を充実させなければなりません。

 十数年前、初めて上海で中国語を教えたごろ、よくこういった質問を受けていました。

 老師、何で「两个月」と言うのに、「两个年」と言わないの?

 何で「我在教室里」と言うのに、「我在北京里」と言わないの?

 「刚刚」と「刚才」、「一点儿」と「有点儿」、「次」と「遍」、何が違うの。

 ……

 シ──(-_-)──ン 

 ネーティブにとってほんとうに当たり前な言い方なので、説明するのに苦労していました。

 それは私が対外漢語教師研修コースを受けようと思ったきっかけでした。

 その際、同じ職業の方々と交流を深め、たくさんの刺激を受けてきました。

 中国語や中国語伝授法についての本もいっぱい読んだので、いいなと思う本をこちらでご紹介したいと思います。

 中国語を教える立場からももちらん、中上級レベルの方々にももし余裕があれば、ぜひ読んで頂きたいと思います。ほんとうに役立つ本なので、私も何回も繰り返して読んでいました。「読書百遍義自ずから見る」如く、毎回読むと新しい感想が湧いてきます。

1)中国語自身の勉強

 外国人に語彙、文法を分かりやすく説明、理解させるには、まず自分は中国語という言語を深く理解しなければなりません。中国語本体についての本はこちらがおすすめです。

「現代漢語」:中国語の起源、特徴、発展などの説明。

「現代漢語八百詞」「現代漢語虚詞例釈」:虚詞を中心とし中国語の最も基本的かつ常用の語彙を集め、その意味と用法を説明。

「現代漢語辞典」:中上級レベルになると、語彙の解釈などにとても役立つ。

2)講師のための語彙、文法参考書

  「対外漢語教学語法釈疑201例」:外国人学習者が苦手な201例の文法をまとめ、細かく分析する。

3)授業のやり方、進み方についての本

「国際漢語教師課堂技巧教学手冊」、「国際漢語教師語法教学手冊」、「我的課堂活動設計筆記」など、教案、カリキュラムの作り方、レッスンの進み方など、先輩講師の経験がいっぱい積み込んだこれらの本、読まないと損です。

 以上ご紹介した本は、中国の大学の「対外漢語」専攻にも使われているテキストなので、少し分かりずらい部分があるかもしれませんが、とても役立つ本なので、繰り返して読んだほうがいいと思います。

 正しく、分かりやすく中国語を教えなければならないと、常に緊張感を保ち、中国語伝授法の研修を続けてきました。これからも初心を忘れず、精一杯精進してまいりたいと思います。

   ♪岡崎市・蒲郡市・西尾市からも通いやすい幸田町にある少人数制「中国語教室 杏花」    「楽しく、明るく、暖かく」をモットーに、日々受講生の方の中国語習得にお手伝いをさせていただいております♪

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